My-Boom_SingleMalt
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Islay-Takayama-MALT-Laboratory
HeadChief/Hirokazu Takayama
アイラ党高山MALT研究所/所長・高山浩数
スコットランドの泥炭・ピートが織りなすスコッチウィスキー。
シングルモルトのあの独特な芳香はこのピートの煙によるものです。
このピートを使った暖炉がボウモア蒸留所のゲストルームにあります。
この暖炉でピートをくべ、ピートがパチパチとはじける音、
そして、その香りに身を委ね、ボウモアを喉にくぐらす瞬間・・・
たまりません。
初めてスコットランドを訪ねた金子達仁さんと僕はこのピート暖炉で完全にノックアウト!
年末の恐ろしく寒いロケのあと、この暖炉で暖まったあの瞬間が忘れられません。
BOWMORE蒸留所
蒸留所の全景です。
サントリーさんのお陰で、この景色を二度も見させていただきました。
何度見ても、素晴らしいこの光景は、スチールでは表現しかねます。
その冷たい空気とカモメの鳴き声と静かな波音、
そしてほのかに香るピートの香り付きでなければいけません。
因みに、この写真は一度目に訪れたときのものですが、
12月ということもあり、
刃物を後頭部にあてられたような、
脳天に突き刺さるような寒さでした。
アイラ島
出典: 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年10月2日現在での最新版を取得。
アイラ島( Islay 、ゲール語ではイーレÌle)はスコットランドの島で、インナー・ヘブリディーズ諸島の南端、ジュラ島 (Jura, Diùra) のすぐ西側に位置し、「ヘブリディーズ諸島の女王」として知られている。中心地は、蒸留所とラウンド・チャーチとして知られるキラロウ・パリシュ教会のあるボウモア (Bowmore, Bogh' Mòr) の町である。他の町にはポート・エレン (Port Ellen, Port Ìlein) などがある。
アイラ島の人口は3000人をわずかに越える程で、総面積は600平方キロメートル。主要な産業はモルト・ウイスキーの蒸留と観光である。
この島は多くの種の野鳥の営巣地として知られ、年間を通してバード・ウォッチャーに人気の場所であるが、特に2月にはカオジロガンの大規模なコロニーが観察できる。この島を訪れる鳥は、他にもベニハシガラス、ハイイロチュウヒ、ミヤコドリ、カワウなど多くの種がある。
アイラ島の位置は大西洋の荒波に曝される場所であるため、リンペット (Limpet) と名付けられた波力エネルギー開発ステーションが置かれている。また、ポート・シャーロットの地域コミュニティ・センターであるポート・モール・センターでは風力発電が、ボウモアのゲール語大学イオナトゥ・ハルム・ヒーレ・イーレでは太陽電池などが使われ、化石燃料の使用を節約する試みが行なわれている。
アイラ島の気候はメキシコ湾流の影響で、スコットランド本島よりも温暖な日も多い。アイラ島は、人の手があまり入っていないスコットランドで最も美しい島だと考える人も多い。
数あるシングルモルトの中でも、僕が好きなのは、
ISLAY島の代表格、二つの銘柄。
BOWMORE(ボウモア)と
LAPHROAIG(ラフロイグ)!
このスモーキーな味を覚えてしまった今、
浮気などできません。
最初にスコットランドを訪れた際、最初にノックダウンされたのは、
スペイサイドのグレンフィディック蒸留所。
ここの酒蔵で、秘蔵の年代物を飲ませてもらったのがまずかった・・・
これがウィスキーなのか・・・・
ブランディーとウィスキーとワインを全部足して、
いいとこ取りをしたような・・・
まあ、とにかく、言葉では言い表せない美酒なのです。
冷たい酒蔵の貯蔵樽でほどよく冷えたその秘蔵フィディックは、フィディック好きでない僕をも魅了しました。
そして・・・
ゲコの編集者・鳥山さんでさえ、これなら飲める!と
言わしめたその美酒に最も狂わされたのは
かの金子達仁さんでした。
立派な木箱に入ったシリアル番号入り・グレンフィディックの
その年代物秘蔵酒を手に入れてしまったのです。
その衝動買いのお値段、なんと日本円にして100万円。
そんな衝動買いも許されてしまうほどのお味ではありますが、
ボウモア党の僕はISLAY島まで我慢することにしました。
そして・・・
僕も入手しました!ボウモアのヴィンテージ。
フィディック以上に立派な鍵付き木箱入り。
もちろんシリアル番号も入っています。
味はどうか???
言うまでもなく、抜群です。飲んだこともないボウモア。
フィディックで散財してしまった金子さんは、
悔しそうな表情をしつつも、
またまた同様にお買い上げ!
グラスゴーのホテルへ帰ってから、この立派な美酒たちを並べて、
拝みながら、祝杯をあげたあの日が懐かしい・・・
そして翌々年。
今度はこのクレイジーな仲間に
作家の馳星周さんが加わって・・・
馳さんは初っぱなのマッカラン蒸留所から
飛ばしています。
なにやら高そうなミニチュアボトルを
買いまくり・・・
取材予定地でない蒸留所の酒までも
買い始めました。
僕はというと・・・
ラフロイグ蒸留所で爆発!!
買いました。40年!!
普及タイプの10年から飲み始め、
チャールズが愛した15年、そして、30年。
最後は40年。
のどを通るたびにため息の出る旨さ。
どれもこれもおいしいのですが、
ヴィンテージ狂の金子・高山コンビが
目を付けたものと言えば、
言うまでもありません。
40年ものです。
今度は木箱ではなく、
ラフロイグカラーでもあるグリーンの革張りの箱。
これまたおしゃれ。
しかも蒸留所一番のヴィンテージものながら、
お値段、格安。
しかも、しかも・・・
40年を買ったら、15年がおまけで付いてきました。
チャールズが愛した20年です。
ところで、この15年もののラベルだけに、王室の紋章が入っていないのですが、
その理由がふるっています。
「自分が毎日飲むお酒のラベルにその紋章を見たくない」という理由で 、
チャールズが外してもらったのだそうです。
たしかにこの4本のなかで一番飲みやすいのは15年かもしれません。
追加した僕のボウモア57年。
これで二本揃ったボウモアヴィンテージ。
金子家のボウモア二本と、フィディック、ラフロイグは
抜栓しないと断言されていますが、我慢できるのでしょうか??
僕は自信がありません。
あの夢のような味を思い出したくても、思い出せなくなった時・・・
ヴィンテージをお持ちの方は、
どのように自分を戒めて抜栓しないでいるのでしょうか・・・
【ラフロイグ/ストレート フロム ザ カスク】
ラフロイグの変わり種です。
国内で入手可能なストレートカスク。
これはかなりへヴィー級の、
荒削りなラフロイグです。
これを飲みつつ、10年を飲むと、
10年が20年のような・・
邪道ですね、そんな飲み方。
でも、なかなかオススメです。
Special Thanks!!
Scotland-Coordinate:Mrs.Naoko Tamura